Oct 27, 2013

Night & Day - Atelier Bouroullec

東京の秋のデザインウィークに合わせて、都内のMAGISショールームで開催したエキシビション「Night & Day - Atelier Bouroullec」のディレクションを担当。フランスのデザイナー、ロナン&エルワン・ブルレックの新作家具「Theca」の入荷に合わせ、彼らのパリのスタジオのイメージを伝える空間をつくることになった。ショールームを大きく2つに分け、昼間のシーンは仕事場の雰囲気を重視。カーテンで隔てた夜のシーンはホームの雰囲気も取り入れつつ、彼らのスタジオの様子を一部再現した。9月に実際に彼らのスタジオを訪ね、自分で撮影した写真をイメージのベースにしている。

実際の空間構成やスタイリングは川合将人さんにほぼ一任。また店頭やパンフレットのグラフィックデザインはOUWN石黒篤史さん。ショールームが会場ということもあり、前年のマジスのコンスタンティン・グルチッチ展に比べて、ブルレックを知らない人でも興味を引かれる表現を心がけたつもり。

Oct 25, 2013

Pen Nov 1, 2013

1冊まるごとnendoを特集した号で、いくつかの取材記事と、彼らの代表作をはじめ100作品を解説する「傑作デザイン100」のテキストを書いた。取材記事では、秋田木工の工場をnendo佐藤オオキさんが訪ねるページ、恩師の建築家である古谷誠章さんに取材したページ、佐藤さんの右腕として働く伊藤明裕さんと鬼木孝一郎さんに取材したページなどを担当。

巻頭コラム、デザインログではドワネルで行われた鹿児島睦の個展と、芝浦のインテリアショップ、DEMODE BISHOPを紹介している。

写真は2013年のミラノサローネから、nendoによるシーザーストーンのインスタレーション。

商店建築 Nov 2013

巻頭のコラムのページで、2013年秋のメゾン・エ・オブジェとパリ・デザインウィークについてリポート。Petite Fritureのコンスタンス・ギセ、Marimekkoのアイノ・マイヤ・メッツォラ、市内のジャパン・ベスト展などを例に、新世代デザイナーによるフランス流のデコレーションの伝統の再解釈と、その視点から観た現代においてのデザインの地域性について考えた。

連載「デザインの新定義」では、この年のDESIGNEASTで来日したオランダのKirstie van Noortに取材。ミラノサローネで展示された「Color collision」の制作プロセスや、実験的なデザインを手がけながら報酬を得て活動を続けるための課題などについて尋ねている。

写真はパリ取材の日程後半に行ったSANAA設計のルーヴル・ランスで。