Aug 21, 2013

Casa BRUTUS Sep 2013

北欧デザインの特集で、50人のデザイナーの代表作を紹介する「北欧名作家具カタログ」のテキストを共同で担当。すでに有名なアイテムが大半ながら、その今の魅力を解説する内容になっている。他にガラス作家Erik Höglundの記事も書いた。

写真は2013年の夏至の直前に行ったストックホルム、Villa Källhagenのそばで早朝に。この時期はちょうどMats Gustafson展が開催されていたり、ちょっと足を伸ばしたArtipelagの展示がよかったりした。

Aug 10, 2013

ELLE DECOR Oct 2013

6月に取材したアートバーゼルとデザインマイアミ/バーゼルの記事を担当。記事中で取り上げたデザイナーはFaye Toogood、Mathias Kiss、Haas Brothers、Humans since 1982などなど。ヴィンテージではGalerie Ulrich Fiedlerが展示したリートフェルトのガラスのキャビネットがよかった。アートバーゼルでひときわ印象的だったのはスコットランドのKarla Blackのインスタレーション。

この年はヘルツォーク&ド・ムーロン設計のメッセ会場新館が使われた初めてのアートバーゼル&デザインマイアミでもあり、何かと盛り上がっていたように感じた。デザインマイアミを訪れたカニエ・ウェストが急遽、その日の展示終了後にイベントをすることになり、それを観られたのが個人的にはいちばん思い出深かったこと。深夜にイベントが終わり、ホテルに帰るバスのない時間でどうなることかと思ったら、メッセ前のタクシー乗り場に次々とタクシーが来るというバーゼルのインフラ充実度にも感心した。写真はイベント後に遭遇したコンスタンティン・グルチッチ。

この時はベルン、バーゼルと取材して、ヴィトラハウス、シャウラガー、バイエラー財団美術館、DEPOT BASELなどを訪れた後、チューリヒのギャラリーやミュージアムを丸1日観てから、ストックホルムのMillesgårdenでマッツ・グスタフソン「FASHION, FIGURES, FACES」展を観て帰国した。

Aug 7, 2013

ELLE DECOR Aug 2013

特集は「進化しつづける北欧を訪ねて」。現地取材を通じて、日本にほとんど入っていないブランドや製品も数多く紹介した、とても力の入った企画。HAYやGUBIなどのブランド取材ほか、Københavns MøbelsnedkeriのスタンスやAino Maija Metsolaの新作もよかった。自分が担当したのはスウェーデンの新世代のデザイナーについてのページで、特にKarin Wallenbeck / SnickerietやNote design studioは調べているだけで楽しかった。後半のミラノサローネのページでも一部テキストなどを担当。

写真はスウェーデンのデザイナー、TAFのTrotters。スウェーデンのArtipelagで開催された「One, Two, Tree! 」展で、Karin Wallenbeckの作品などと一緒に展示されていたもの。

Aug 1, 2013

もう一つの名作住宅 HANDCRAFTED MODERN

以前から洋書が日本でも話題になっていた「HANDCRAFTED MODERN」の日本版で、原稿のリライトやプロフィールのテキストを担当。この本はフォトグラファーのLeslie Williamsonの著書で、彼女がフィルムカメラを使い、それぞれ約2日間をかけて、アメリカの有名建築家やデザイナーの自邸を「生活者目線で」撮影したもの。

文章も1軒ごとに彼女が執筆していて、建築やデザインの専門家が書くような文章とは異なり、撮影時に感じたことをありのまま素直に述べている。そんな言葉が日本語で読めることの意味は大きいはず。通常の写真集やビジュアルブック、建築の専門書などの日本語版とは意味合いが大きく違う。

自邸やアトリエが掲載されているのはGeorge Nakashima, Harry Bertoia, Russel Wright, Jens Risom, Eva Zeisel, Vladimir Kagan, Irving Harper, Walter Gropius, Charles & Ray Eamesなどなど。個人的にいちばん感銘受けたのはジェンス・リゾムの家だった。

AXIS Aug 2013

特集は「新興インテリアメーカーのデザインマニフェスト」。Mattiazzi, Established & Sons, ACE, Disciplineなどが取り上げられていて、自分が担当したのはデンマークのHAY、オランダのbooo、日本の石巻工房。

定例のInspirationでは、この年のサローネで特に印象的だった展示のひとつ、Bonsoir Parisが手がけたCOSのポップアップショップを紹介している。 写真はその展示の様子。