Dec 15, 2013

商店建築 Jan 2014

東京の秋のデザインイベントの報告記事で総論的なテキストを書いた。デザインタイドが昨年度までで解散し、Any Tokyo、SHOWCASE、BAtoMA information、シブヤデザインサイト、MAINといった新イベントが乱立した2013年。もちろん前向きな要素もあるけれど、公的機関などによる一元的な情報発信や、イベント間での連携も望まれる。それが足を運ぶ側のハードルを下げるだけでなく、つくる側や売る側にとってもメリットを生むのではと。

写真はセンプレで取り扱いが始まったDisciplineのプレゼンテーション。デザインウィーク中、ライトボックススタジオの屋上にて。

連載で取り上げたのは、建築に携わりながらもユニークなプロダクトが注目されるh220430の板坂諭さん。

Nov 15, 2013

ELLE DECOR Dec 2013

この年の6月、スイスのベルン近郊にあるUSM本社と工場で取材して制作した記事が掲載されている。USMのベストセラー「ハラー」は、この本社などの建物を設計したフリッツ・ハラーのアイデアを元にデザインされたもの。一連の建物は増改築しやすく、1963年から使い続けられている。工場は規模を徐々に拡大して、2013年夏にも敷地内の新工場が稼働しはじめたばかり。

ほか、デンマーク人デザイナーのセシリエ・マンツとホームスパン作家の舞良雅子さんがコレボレーションしたジャパンクリエイティブの記事(セシリエの取材時に、ミラノサローネのようにトレンドが目まぐるしく移り変わる状況について率直に質問できたのがよかった)や、Wanderwall片山正通さんに取材したINTERSECT BY LEXUSの記事のテキストを担当している。

特集は「英国の美しい暮らし」。以前に安積朋子さんが紹介していて興味を持っていたKettle's yardについての充実した記事がいい。というか羨ましい。

写真はUSM本社にて。

Nov 10, 2013

Pen Nov 15, 2013

恒例の住宅特集で、タイトルは「わがままに暮らしたい」。エンツォ・マーリのダイニングセットに唸らされた世田谷の一戸建て、目黒通り至近のトレーラーハウス、柳原照弘さんがリノベーションしたマンションの部屋、デザイナーの角田陽太さんのスタジオ兼住居の取材記事を担当。

偶然ではあるけれど、住む人の好みや、建物を手がけた建築家の意向などで、カーテンをつけていない家が多かったのが印象的だった。写真は我が家のカーテン。

Nov 5, 2013

AXIS Dec 2013

連載のInspirationで取り上げたのは、シャルル・ザナ(Charles Zana)が9月のメゾン・エ・オブジェの際に「AD Intérieurs」展の一環で手がけた空間。現代のリミテッドエディション家具、自身がデザインして特注した家具、ジノ・サルファッティやジャン・ロワイエールらのヴィンテージ家具などを自在に組み合わせ、現代のフランス人としてのデコレーションを提示したように思えた。アイテムとしては、ミラノのDedarが制作したグラデーションのカーテン「Horizon」が特に印象に残っている。

Oct 27, 2013

Night & Day - Atelier Bouroullec

東京の秋のデザインウィークに合わせて、都内のMAGISショールームで開催したエキシビション「Night & Day - Atelier Bouroullec」のディレクションを担当。フランスのデザイナー、ロナン&エルワン・ブルレックの新作家具「Theca」の入荷に合わせ、彼らのパリのスタジオのイメージを伝える空間をつくることになった。ショールームを大きく2つに分け、昼間のシーンは仕事場の雰囲気を重視。カーテンで隔てた夜のシーンはホームの雰囲気も取り入れつつ、彼らのスタジオの様子を一部再現した。9月に実際に彼らのスタジオを訪ね、自分で撮影した写真をイメージのベースにしている。

実際の空間構成やスタイリングは川合将人さんにほぼ一任。また店頭やパンフレットのグラフィックデザインはOUWN石黒篤史さん。ショールームが会場ということもあり、前年のマジスのコンスタンティン・グルチッチ展に比べて、ブルレックを知らない人でも興味を引かれる表現を心がけたつもり。

Oct 25, 2013

Pen Nov 1, 2013

1冊まるごとnendoを特集した号で、いくつかの取材記事と、彼らの代表作をはじめ100作品を解説する「傑作デザイン100」のテキストを書いた。取材記事では、秋田木工の工場をnendo佐藤オオキさんが訪ねるページ、恩師の建築家である古谷誠章さんに取材したページ、佐藤さんの右腕として働く伊藤明裕さんと鬼木孝一郎さんに取材したページなどを担当。

巻頭コラム、デザインログではドワネルで行われた鹿児島睦の個展と、芝浦のインテリアショップ、DEMODE BISHOPを紹介している。

写真は2013年のミラノサローネから、nendoによるシーザーストーンのインスタレーション。

商店建築 Nov 2013

巻頭のコラムのページで、2013年秋のメゾン・エ・オブジェとパリ・デザインウィークについてリポート。Petite Fritureのコンスタンス・ギセ、Marimekkoのアイノ・マイヤ・メッツォラ、市内のジャパン・ベスト展などを例に、新世代デザイナーによるフランス流のデコレーションの伝統の再解釈と、その視点から観た現代においてのデザインの地域性について考えた。

連載「デザインの新定義」では、この年のDESIGNEASTで来日したオランダのKirstie van Noortに取材。ミラノサローネで展示された「Color collision」の制作プロセスや、実験的なデザインを手がけながら報酬を得て活動を続けるための課題などについて尋ねている。

写真はパリ取材の日程後半に行ったSANAA設計のルーヴル・ランスで。

Sep 5, 2013

AXIS Oct 2013

定例のInspirationで取り上げたのはSchellmann Furnitureの「Seven Studies」展。ミュンヘンに新しいスペースがオープンしたのを機に、デザイナーのシュテファン・ディーツやアーティストのリアム・ギリックら7組によるリミテッドエディション家具を発表したもの。

写真は2013年のアートバーゼルで展示されていたリアム・ギリック作品から(カードが置いてあるテーブルも彼の作品)。この年はギリックの日本初個展がTARO NASUで開催されたりと、個人的に気になっていた彼が日本でも取り上げられることが増えてうれしいかぎり。と同時にデザインとアートの境界もあらためて変化してきている。

リアム・ギリック関連本は、こちらのブログでも紹介している。

Aug 21, 2013

Casa BRUTUS Sep 2013

北欧デザインの特集で、50人のデザイナーの代表作を紹介する「北欧名作家具カタログ」のテキストを共同で担当。すでに有名なアイテムが大半ながら、その今の魅力を解説する内容になっている。他にガラス作家Erik Höglundの記事も書いた。

写真は2013年の夏至の直前に行ったストックホルム、Villa Källhagenのそばで早朝に。この時期はちょうどMats Gustafson展が開催されていたり、ちょっと足を伸ばしたArtipelagの展示がよかったりした。

Aug 10, 2013

ELLE DECOR Oct 2013

6月に取材したアートバーゼルとデザインマイアミ/バーゼルの記事を担当。記事中で取り上げたデザイナーはFaye Toogood、Mathias Kiss、Haas Brothers、Humans since 1982などなど。ヴィンテージではGalerie Ulrich Fiedlerが展示したリートフェルトのガラスのキャビネットがよかった。アートバーゼルでひときわ印象的だったのはスコットランドのKarla Blackのインスタレーション。

この年はヘルツォーク&ド・ムーロン設計のメッセ会場新館が使われた初めてのアートバーゼル&デザインマイアミでもあり、何かと盛り上がっていたように感じた。デザインマイアミを訪れたカニエ・ウェストが急遽、その日の展示終了後にイベントをすることになり、それを観られたのが個人的にはいちばん思い出深かったこと。深夜にイベントが終わり、ホテルに帰るバスのない時間でどうなることかと思ったら、メッセ前のタクシー乗り場に次々とタクシーが来るというバーゼルのインフラ充実度にも感心した。写真はイベント後に遭遇したコンスタンティン・グルチッチ。

この時はベルン、バーゼルと取材して、ヴィトラハウス、シャウラガー、バイエラー財団美術館、DEPOT BASELなどを訪れた後、チューリヒのギャラリーやミュージアムを丸1日観てから、ストックホルムのMillesgårdenでマッツ・グスタフソン「FASHION, FIGURES, FACES」展を観て帰国した。

Aug 7, 2013

ELLE DECOR Aug 2013

特集は「進化しつづける北欧を訪ねて」。現地取材を通じて、日本にほとんど入っていないブランドや製品も数多く紹介した、とても力の入った企画。HAYやGUBIなどのブランド取材ほか、Københavns MøbelsnedkeriのスタンスやAino Maija Metsolaの新作もよかった。自分が担当したのはスウェーデンの新世代のデザイナーについてのページで、特にKarin Wallenbeck / SnickerietやNote design studioは調べているだけで楽しかった。後半のミラノサローネのページでも一部テキストなどを担当。

写真はスウェーデンのデザイナー、TAFのTrotters。スウェーデンのArtipelagで開催された「One, Two, Tree! 」展で、Karin Wallenbeckの作品などと一緒に展示されていたもの。

Aug 1, 2013

もう一つの名作住宅 HANDCRAFTED MODERN

以前から洋書が日本でも話題になっていた「HANDCRAFTED MODERN」の日本版で、原稿のリライトやプロフィールのテキストを担当。この本はフォトグラファーのLeslie Williamsonの著書で、彼女がフィルムカメラを使い、それぞれ約2日間をかけて、アメリカの有名建築家やデザイナーの自邸を「生活者目線で」撮影したもの。

文章も1軒ごとに彼女が執筆していて、建築やデザインの専門家が書くような文章とは異なり、撮影時に感じたことをありのまま素直に述べている。そんな言葉が日本語で読めることの意味は大きいはず。通常の写真集やビジュアルブック、建築の専門書などの日本語版とは意味合いが大きく違う。

自邸やアトリエが掲載されているのはGeorge Nakashima, Harry Bertoia, Russel Wright, Jens Risom, Eva Zeisel, Vladimir Kagan, Irving Harper, Walter Gropius, Charles & Ray Eamesなどなど。個人的にいちばん感銘受けたのはジェンス・リゾムの家だった。

AXIS Aug 2013

特集は「新興インテリアメーカーのデザインマニフェスト」。Mattiazzi, Established & Sons, ACE, Disciplineなどが取り上げられていて、自分が担当したのはデンマークのHAY、オランダのbooo、日本の石巻工房。

定例のInspirationでは、この年のサローネで特に印象的だった展示のひとつ、Bonsoir Parisが手がけたCOSのポップアップショップを紹介している。 写真はその展示の様子。

Jun 25, 2013

Casa BRUTUS Jul, 2013

ミラノサローネの速報ページで、今年活躍したデザイナーやトレンドを紹介する原稿を一部担当。またレクサス、東京物産展、USMなどの展示について書いた。

この号で大きく取り上げられているOMAによるKnollの家具「Tools for Life」はミラノで展示を見逃して特に残念だったもののひとつ。プレゼンテーションも見事だったらしい。展示期間がサローネ会期中のうち3日間のみと短かったこともあるけれど、ミラノでは毎年こうして後悔することが必ずある。それほどに規模が大きいということではあるけれど。

写真は誌面でも紹介しているコンスタンティン・グルチッチのMAGISからの新作「Traffic」。おそらく今年のサローネで最も注目を集めた椅子のひとつ。ミラノでは、この椅子について彼に取材することもできた。

pen, Jun 15, 2013

特集は「北欧の家具と器」。その中で、スティグ・リンドベリなどのヴィンテージの器と、アルテック、マリメッコについてのページを担当した。マリメッコは個人的に注目しているアイノ・マイヤ・メッツォラらに触れた。彼女の新作は誌面にも載っているが、その他の秋の新作も充実していて、テーブルウェアなどもラインアップされるらしい。

またミラノサローネの速報ページでは、フランスの次世代のデザイナー5人によるグループ展「Nouvelle Vague 2」を紹介。参加デザイナーはPauline Deltour, Guillaume Delvigne, François Dumas, Victoria Wilmotte, Dan Yeffet。彼らのファッショナブルな作風がコンテンポラリーデザインの中で存在感を高めつつある傾向と背景を説明した。同じ企画では川上典李子さんが新進ブランドのDisciplineを、猪飼尚司さんがオランダのJesse Visserを取り上げている。

写真はDan YeffetによるWave stoolのNouvelle Vague Edition。鏡と同じ製法でつくられたガラスのスツールで、今まで見たことのない色を持つ家具になっている。


VALUES, 2013 Summer

ダイナースの会報誌「VALUES」で、ミラノサローネに出展したエルメスについて文章を書いた。今年、一連の新作家具をデザインしたのはフィリップ・ニグロ。それらの家具は、19世紀までフランスで使われていた、大切なものを収める工芸品の箱、ネセセールの要素がさり気なく生かされている。

ここ数年のエルメスはホームコレクションに力を入れていて、ジャン・ミシェル・フランクの復刻家具をパリで発表した後、翌年からミラノサローネに本格参入した。1年目はミラノの大御所であるエンツォ・マーリとアントニオ・チッテリオによる新作家具を発表、昨年は(東日本大震災をふまえてか)坂茂を起用した「module H」を発表、そして今年はミラノの巨匠ミケーレ・デ・ルッキに師事したフランス人のニグロを抜擢した。サローネという場の文脈の読み方が実に丁寧で巧み。結果、新作も展示手法も多くのメディアで絶賛されていた。

なお、この号ではフオリサローネについての記事を伊東史子さんが担当されていて、その構成と文章がすばらしい。他の都市のデザインイベントや見本市とは異なり、「ミラノには大人の対話がある」という話など。ジェームス・アーヴィンを哀悼し、その人となりを紹介する一節も。

写真は今年のエルメスの展示の会場になったチルコロ・フィロロジコで。

Jun 1, 2013

商店建築 Jun 2013

ミラノサローネの特集ページで、総括的なテキストと一部のキャプションを担当。総括ではHermes, Vitra, Moooi, Moroso, Azucenaなどを取り上げて、この年に見られた傾向について書いた。サローネの記事というとどうしても「よかったもの」を取り上げることになるけれど、実際はネガティブな面も多く、しかしそこに次のステップへのヒントがあったりする。これは6000字という雑誌としては少々長めの原稿だったので、近年の日本の出展に感じる課題やサローネの意義そのものにも触れることができた。

定例「デザインの新定義」では、スウェーデン在住の古山春香さんに取材。卒業制作作品の「lilla ateljen」や活動のスタンスについて聞いている。

写真はEmecoから発表されたKonstantin GrcicのParrish chairの夜間インスタレーション。場所はミラノ市内のBar Bassoの隣。 メッセージは「First, Let's Make Things That Last.」。

Apr 27, 2013

Milano Salone Description

MIRU DESIGNの青木さんから話を持ちかけられ、2013年のミラノデザインウィーク(ミラノサローネ)をリポートするMilano Salone Descriptionというフェイスブックページを開設。当初はほぼリアルタイムで、途中からはシステムの都合により即日で、各自がミラノから現地の様子を伝えた。写真は機動性を優先してすべてiPhoneで撮影。翻訳などはMIRU DESIGNの西田さん担当、情報収集などでもお世話になった。サローネ終了後は合議の上、各カテゴリーのベストも下記のように選定。



BEST CHAIR: Achille & Pier Giacomo Castiglioni/ Cubo/ MERITALIA
BEST TABLE: Pinwu/ 露 Lù/ From YUHANG
BEST LIGHTING: Piet Hein Eek/ Jam Jar Light Hanging
BEST TABLEWARE: Scholten & Baijings/ Tea with Georg/ Georg Jensen
BEST FURNITURE: Philippe Malouin/ Slat shelf/ ProjectB Gallery
BEST OUTDOOR FURNITURE: Naoto Fukasawa/ Cup/ SERRALUNGA
BEST GLASS PRODUCTS: Nendo/ Deep Sea/ Glas Italia
BEST FABRIC PRODUCTS: Studio Bertjan Pot/ Triangles/ GOLRAN
BEST INSTALLATION: EMECO & Konstantin Grcic/ Parrish chair at Bar Basso
BEST BRAND: HERMES at Circolo Filologico Milanese   

と、ごく主観的で独断的な内容ともいえるけれど、そのぶんリアルでフリースタイルな情報や考察を伝えられたと思う。急遽、実現が決まった企画(ページを告知・公開できたのはミラノ出発前夜…)としては予想以上のページヴューもあった。と同時に、サローネ自体についてはいくつか問題意識も持たざるをえなかった。

前半は雨が振って肌寒かった今年のミラノも、最後の2日間はとてもいい天気に。写真はVentura Lambrateのジェラートスタンドにて。



Apr 6, 2013

Pen, Apr 1, 2013

「世界の名建築 最新ベスト20」という特集で、扉のテキストにある通り「人々に新しい出会いを生む場」としての建築が選ばれ、現地取材記事中心に紹介されている。その中でルーブル美術館ランス別館(SANAA)、金沢の鈴木大拙館(谷口吉生)、金沢海みらい図書館(シーラカンスK&H)、イズ・ブックカフェ(アトリエ・ワン)の原稿を担当。それぞれの建築家に取材して(鈴木大拙館以外)、このプロジェクトに限らず幅広く話を聞いた。フランスのルーブル・ランスはぜひ行ってみたい場所。鈴木大拙館は禅の哲学を表現した緻密なモダニズム空間が、海みらい図書館は館内の空気の心地よいおおらかさが、イズ・ブックカフェは環境とのリアルな関係性が特に印象的だった。写真は鈴木大拙館、撮影時は雪が舞っていた。

Apr 1, 2013

BRUTUS, Apr 1, 2013

特集は「あたらしい仕事と、僕らの未来2」。カリモク家具とマルニ木工の社長の対談ページで、この号の特集の特徴にもなっている「オシゴト副音声」コーナーで、木工家具のあり方の時代的な変化や世界的な傾向などについて概説した。原稿にまとめてくれたのは廣川淳哉さん。写真は2012年のミラノサローネのKARIMOKU NEW STANDARDの展示から、Scholten & Baijingsのダイニングテーブル。

Mar 25, 2013

D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる「伝える店」のつくり方

D&DEPARTMENTによる書籍で、その店づくりのノウハウや哲学を紹介するもの。ガオカさん執筆以外のパートの構成・文を担当している。リテールとしての広がりを持ちながら、商売よりも社会的意義や人対人の関係性のほうに力を入れているD&DEPARTMENT(そして周囲に集まっている人たち)のスタンスに、一連の取材を通してあらためて圧倒されたブックデザインは寄藤文平さん。美術出版社刊。

Jan 20, 2013

AXIS, Feb 2013



連載ページのinspiration - Interiorで、2012年秋のオルガテックでヴィトラから発表されたヘラ・ヨンゲリウスのスフィアテーブルを紹介。このテーブルは、彼女が中心と なってリノベーションを進めているニューヨーク国連本部ビル代表団北ラウンジで採用される。

この号ではイワン・バーンやバーギット・ローマンなど各国の識者が日本について語る第1特集やロングアイランドのパリッシュ・ミュージアムの記事もおもし ろいけれど、特に気になったのはウィーンで開催されたデザインコンペ「ヨーロピアン・ホームラン」。DING3000, Ionna Vautrin, Studio Formafantasma , Héctor Serrano, Pearson Lloydといったデザイナーが参加してウィーンの新しいお土産を提案した。優勝したのはフォルマファンタズマのプレイングカード。これが日本なら、とつ い思ってしまう。

写真はオットー・ワーグナー設計のウィーンの郵便局にて。

Jan 19, 2013

ELLE DECOR, Feb 2013


「2013 DESIGN TREND」という特集で、2013年に注目されそうなデザイナーやスペースなどを紹介するページで取材を受けた。2012年のコンテンポラリーデザインやインテリア系アイテムの流れを総括しつつ、これから注目されそうということでいろいろと挙げた中で、掲載されたのは下記。
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Dutch Invertuals; Raw color, Jetske Visser, Kirstie van Noort
19 Greek Street
Muller van Severen
Pinwu
Jonah Takagi
David Derksen
Faye Toogood
Julie Richoz

ちなみに紹介したかったけれど採用されなかったものにはDepot BaselStudio Vitinflamincekkaarrllsなどがあった。写真は2012年のミラノサローネ期間中に見たDavid DerksenのTransience Mirror。Depot BaselのMatylda Krzykowskiがキュレーションしたthe front roomという小さなエキシビションで撮ったもの。 

Jan 15, 2013

HASAMI PORCELAIN ブローシャー

有田発のテーブルウェアブランド、HASAMI PORCELAINのイメージと製品の特徴を伝える印刷物。2013年1月のパリのメゾン・エ・オブジェでの出展に合わせて制作されたもので、Tactility / Simplicity / Multi-purposeという3つのテーマでテキストを書いた。カリフォルニアの個人住宅などで撮影された写真もとてもいい。アートディレクションは藤城成貴。