Jun 20, 2012

Casa BRUTUS extra issue MUJI & ME

無印良品をフィーチャーしたカーサ ブルータス別冊で、Found MUJIについての深澤直人さんの取材記事と、MUJI to GOハンドブック中の一部原稿を担当。MUJI to GOハンドブックで取材したのは平林奈緒美さんと藤本壮介さん。

写真は自宅にて、無数にある無印製品のひとつ。

Jun 15, 2012

商店建築 連載「New Definition of Design」

「20世紀に発展し確立されたデザインは、その概念や役割を大きく変えつつある。この新連載では、既存のジャンルを超えて活動するクリエイターとのQ&Aにより、現代デザインの方向性を明らかにしていく」というのがコンセプト。リミテッドエディション作品を中心に発表するデザイナーなど、従来のデザイナーとは違う活動や作風に特徴がある人を取り上げている。

こんな連載がしたいと思ったのは、ベルギーのROTORの活動を知ったのが大きなきっかけ。写真は2011年春にミラノのFondazione Prada で開催された「ROTOR - ex limbo」展の書籍。

2011年9月から連載中。

kwangho Lee http://www.kwangholee.com/
清水久和 http://www.sabostudio.jp/
mischer'traxler http://www.mischertraxler.com/
Scholten & Baijings http://www.scholtenbaijings.com/
Ana Kras http://www.anakras.com/
吉行良平 http://www.ry-to-job.com/
ROTOR http://rotordb.org/
Tomas Alonso http://www.tomas-alonso.com/
PANTALOON http://www.pantaloon.org/
Lindsey Adelman http://lindseyadelman.com/
Daphna Laurens http://www.daphnaisaacs.nl/


Jun 10, 2012

Casa BRUTUS #148

ミラノサローネ2012速報のページで、今年、人気のあったデザイナーなどについてのテキストを一部担当。この記事でトップデザイナーとして挙がっているのは nendo、Ingo Maurer、Ron Gilad、Scholten & Baijingsなど。この4組のうちショルテン以外についてはどこか共通性があって、それが2012年らしさということかもしれない。

またLIXILのミラノ出展のページでは、現地で原研哉さんからもらったコメントを織り込んで原稿にしている。

写真は2012年のサローネ関連で個人的に最も印象的だったもののひとつ、Jetske Visser の「soot」。オランダの若いデザイナーのグループ展、The Dutch Invertuals で展示されていた、煤を使ったデザイン。

Jun 5, 2012

商店建築 Jun 2012

「Milano Salone 2012」ということで、ミラノサローネについて12ページの記事を執筆。この年の展示を観て気に入ったものや気になったものを多く紹介することができた。プロダクトそのものだけでなく、見せ方のデザインやコンセプトも意識しながら現地で取材している。

総論のテキストは4500字程度と少々長め。シビアな現実を踏まえると、抽象的な展示の存在意義が失われつつあり、日常感をどう取り入れて新しい価値観を提示できるかがポイントになってきた気がする。

取り上げたデザイナーやブランドは以下:Vitra, Matiazzi, Alias, Glas Italia, Maxdesign, Magis, Normann Copenhagen, Kartell, Moroso, Design Soil, Elisabeth Florstedt, Chilean Design - Passion + Vision, From Yuhang, Banozic, Canon, Established & Sons, nendo, Lasvit, Bisazza Bagno, K%, Discipline, Booo, 1616 Arita Japan, La Chance, Analogia Project, Studio Smeerolie, Mindcraft12, ecal, Design Academy Eindhoven, Dennis Parren Minale-Maeda, Panasonic, Karimoku New Standard, Japan Creative, Schiffini, Hanna Krueger & Jakob Gebert, Thier & Van Daalen, ... Some German Designers, Rui Alves, 宮崎椅子製作所, Most, Fabrica, Hfg Karlsruhe×Stefan Diez×BASF

連載「デザインの新定義」ではニューヨークのLindsey Adelmanを取り上げた。

写真はイタリアの新ブランドDisciplineのポスター。サローネ中の展示会場で配布していたもの。メッセージは「Beautifully designed, consciously made」。

Jun 1, 2012

AXIS #153

2012年2月に京都のスフェラで個展を行うために来日したアルド・バッカーと、オープニングのトークショーで話すことができ、あらためてインタビューの機会ももった。その時の話をもとに、彼のデザインの背景やプロセスを紹介する記事を書いた。オランダのデザインアカデミー・アイントホーフェンの教師でもあり(ナチョ・カーボネルは彼の教え子のひとり)、ドローグ創設者のハイス・バッカーを父に持つ彼だが、オランダ流のコンセプチュアルデザインと一線を画した活動をしている。個展のタイトル「Time & Care」は、時間をかけて注意深くデザインに取り組むという意味で、エンツォ・マーリの言うものづくりのユートピアの姿をそこに重ねることができた。

定例ページのinspirationでは、スウェーデンのTAFが新ブランドのPiecesで発表した家具を取り上げた。ポストモダニズム×スカンジナヴィアといった趣。

写真は個展でも展示されていたAldo Bakker, water carafe。