Dec 27, 2012

Casa BRUTUS Jan, 2013

特集はこの1年間のデザインを振り返る「BEST DESIGN CATALOG 2013」。スタンダードがテーマのこの特集の中で、6つのキーワードで新しいスタンダードを紹介するページや、デザインのプロの3人が現在のスタンダードについて対談するページなどを担当。巨匠系の復刻アイテムと、2012年に注目されたデザイナーのページでも原稿を書いた。

「6つのキーワード」では紹介するアイテムの選定にも参加。Serge Mouilleのランプのように歴史のあるプロダクトから、2012年発表のPostalcoのウィールプリンター使用のノートやDisciplineのマックス・ラムの新作スツールまで、時代やテイストを問わず今目線のスタンダードが選ばれている。

デザインのプロ対談は、スタルクのジューシーサリフがまず最初に挙がるのがおもしろい。巨匠復刻はジオ・ポンティ、シャルロット・ペリアン、ジャン・プルーヴェ、イルマリ・タピオヴァーラなどについて。2012年注目のデザイナーではRon Gilad、Barber Osgerby、Luca Nichetto、柴田文江さんを担当。



Dec 12, 2012

Pen, Dec 15, 2012


特集は「GOOD DESIGN STORE」。誌面を百貨店に見立てて、各フロアマネージャーがジャンル別にデザインのすぐれたプロダクトを選び、紹介するという構成。この特集で広い意味での「アート」を担当した。掲載されたのは、ロナン&エルワン・ブルレックのL'oiseauや柴田文江のWall Decoなどのプロダクト、津上みゆき、ムラタ有子、マッツ・グスタフソンの絵画、そしてSilvia BächliやThomas Ruffなどの書籍。個人的には絵画3点の並びが気に入っていた。

写真は三岸節子記念美術館での津上みゆき展のフライヤー。

Nov 29, 2012

AXIS Dec 2012

特集「音をつくる」で音楽家の畑中正人さんに取材。畑中さんは音をデザインするというスタンスで本当に幅広い仕事にかかわっているが、その根本にある考え方などについて聞いた。建築で光が果たす役割に近いものを音が担う可能性などについて。

定例のINSPIRATIONではMY BAUHAUS IS BETTER THAN YOURSを取り上げた。執筆中にちょっと不穏な様子があったが、結局、校了直後にこの名前が使えなくなることが決まり(BAUHAUSという名の他ブランドとの兼ね合いのため)、NEW TENDENCYというブランドとして再出発している。右の写真は2012年ミラノサローネでの展示から。人気のあったトートバッグと、Sebastian Schönheit の METAサイドテーブル。

この号では他に、オランダのステデリック・ミュージアムの新アイデンティティの記事なども。

pen Nov 15, 2012

特集は「自分らしい住まいかた。」raregemの西條賢さんがかかわった集合住宅の家や、Swimsuit Departmentの郷古隆洋さんの家などの取材記事を担当。定例コラムのDESIGN LOGでは、ECAL学生だったJulie RichozのFierzoを紹介。Su Jung-Chengらと並び、特に注目したいECAL出身のデザイナーのひとり。

商店建築 Nov, 2012


連載「New Definition of Design」で取り上げたのはJonah Takagi。論理的思考と直感的センスのバランスが今ぽいなと感じるデザイナーのひとり。「モネやイームズの椅子にインスパイアされるのと、No.2の鉛筆やレンガの壁にインスパイアされるのに違いはない」と述べている。

HUGE Dec, 2012



「life is moment」というタイトル(意味はよくわからないけれど)のインテリアを特集した号で、イギリスのオックスフォードにあるアルネ・ヤコブセン設計のセント・キャサリンズ・カレッジについてのテキストを担当。このカレッジを取材したのは2012年5月。デンマークのヤコブセン建築はこれまでも取材などで見てきたけれど、その集大成のようなものを感じる印象的なところだった。建築的な規律が生む快適さが、オックスフォードという街に絶妙に合っている。

右の写真はセント・キャサリンズ・カレッジで撮ったもの。ヤコブセンがデザインしたオックスフォード・チェアのオリジナル。