Aug 29, 2009

装苑, Oct 2009


「ウィーン・デザインの現在」というページで、この年の100%design tokyoで来日する5組のデザイナーについてと、ウィーン市内のアート施設MQについて書いた。

来日5組の中のMischer'Traxlerのthe idea of a treeは、ミラノサローネやベルリンのDMYで見てかなり惹かれていたもの。太陽エネルギーでベンチやランプシェードを作るプロセスそのものが作品になっている。

MQは、4月にミラノサローネへ行く前に、アルベルティーナ美術館のリヒター展目当てでウィーンに寄ったのが役立った。写真は市内にあるアドルフ・ロース設計のロースハウス。

Aug 1, 2009

Casa BRUTUS, Aug 2009


エリック・グンナー・アスプルンドの「森の墓地」が表紙になった世界遺産の特集号。後半の「今、北欧デザインから学ぶこと。」で一部原稿を担当。ジャスパー・モリソンの椅子と北欧の名作椅子の繋がりなどについて書いた。

ジャスパー・モリソンのもの作りは、デザインシーンへのメッセージという側面を持っていて、ジャーナリズムに近いと感じることがある。Office for Designという彼のオフィスの名前にもそんな気持ちが含まれているような。

ELLE DECO, Aug 2009


ミラノサローネのページで、この年の印象深かったアイテムやデザイナーについてコメントしている。nendoのblown-fabric、シュテファン・ディーツの椅子houdini(右)、マーティン・バースのreal time、ユルゲン・ベイのかかわったオフィス家具ブランドprooffについて。他に注目作として挙げたガエターノ・ペッシェのgli amiciやロナン&エルワン・ブルレックのvegetalも掲載されていた。

この年、サローネについてはartscapeにも寄稿している。

デザインの現場, Aug 2009

特集「東京デザインガイド」で、目黒エリアの近年のインテリアショップ事情と、デザインタイドのこれまでについて書いている。東京でのデザインシーンの広がりと質の変化について、発展途上だからこそのおもしろさが薄れた現在、送り手の意識がどこに向かっているかを考えた。

定例の「Products」で取り上げたのは、北海道東川町で新生児全員に贈られるという「君の椅子」。デザインにかかわった小泉誠さんに取材した。

AXIS, Aug 2009

特集「プロジェクトレポート」で、nendo、宮本佳明さん、西沢立衛さんの取材記事を担当。もの作りの課題を持ち前の“ゆるさ”で解くnendo、土木にまつわる技術を先鋭的に活用する宮本さん、建築を超えることにより真の建築に向かおうとする西沢さん。ほかにも特集全体、読み応えがある。表紙インタビューの中村勇吾さんの話もおもしろい。