Oct 1, 2007

ELLE DECO, Oct 2007

「東京デザイン散歩」という特集で、銀座に1953年にオープンしたバーTARUと、そこに集ったデザイナーや建築家についての4ページを書いた。TARUのインテリアは剣持勇と渡辺力がデザインしていて(実際は渡辺力のみによる仕事という話も…)、現在もその姿を保っている(が建て替えの話もある)。同じく53年にできた日本デザインコミッティは銀座松屋と深い繋がりがあったことから、当時、この店にもコミッティのメンバーが足を運んだはず。そのメンバーには剣持や渡辺のほか河野鷹思、岡本太郎、原弘、亀倉雄策、丹下健三、清家清、前川國男、坂倉準三、吉村順三らがいた。松屋グッドデザインコーナーに携わった梨谷祐夫さんの著書を読んだり、デザインコミッティや剣持事務所の方の話を聞いたりして、密度の濃いページになっている。

pen, Oct 01, 2007


特集の「スイス デザインをめぐる旅。」でフライターグ、スイスエアーとスイス、ネフ、スイス・グラフィック(ポスター)について書く。スイス(エアライン)については来日中のタイラー・ブリュレにインタビュー。この記事のためにカール・ゲルストナーからもコメントをもらった。

写真は以前、バーゼルで撮った聖アントニウス教会。

この号ではエルメスのとじ込み特集のテキストも担当。「芸術を通してプロモーションを図ってはいけない」というのは、エルメス前会長のジャン・ルイ・デュマの言葉。