Nov 10, 2005

Casa BRUTUS, Nov 2005

特集は「日本デザインの超最前線」。この前後からヨーロッパの家具ブランドからの新作発表が格段に増えた深澤直人さんについて、彼を起用しているドリアデ、アルテミデ、B&B、マジス、ダネーゼからもらったコメントをまとめた。また深澤さん本人に取材して、海外で通用するデザインについて聞いた。

この号の後半には、京都で展覧会を開催したディーター・ラムスの記事も。総論的なテキストと、その他もろもろを担当。写真はロンドンのデザインミュージアムでのラムス展から。

Jul 1, 2005

pen, Jul 2005


第2特集「森正洋のデザイン」の8ページ分のテキストを担当。生前の森さんのアトリエに伺い、デザインに限らず、さまざまな話を数時間にわたって聞くことができた。戦後の何もない時代、美術論や民主主義についての本を濫読して、日常生活で使われるものの大切さに気づいたという。

取材時に「復刻を希望する人も多い」と紹介したM型コーヒーセットは、やがて復刻になった。

Jun 1, 2005

pen, Jun 01, 2005

古今東西のアートディレクターにフォーカスした特集。テキストを担当したのは伝説的なADを紹介するページ。オランダのウィレム・サンドベルフとピーター・ブラッティンガ、ハーパースバザーのADだったアレクシー・ブロドヴィッチとヘンリー・ウルフ、アメリカのチャマイエフ&ガイスマー、KLMやBOACなどのエアラインのブランディングで知られるF.H.K.ヘンリオン、まだ存命だったアラン・フレッチャーと、計16ページを書いた。

もともと好きだったブロドヴィッチについてしっかり調べることができたのはいい経験になった。一方、資料がなくて苦労したのはヘンリオン。当初はプロフィールも書けないほどの情報しかなかった。フレッチャーの記事は、生前の本人のコメントが入っている。

Apr 15, 2005

BRUTUS, Apr 15, 2005

「インテリア・キーワード260」という特集。メインは100点の新旧名作家具と47人の家具デザイナーについての解説で、そのテキストは藤崎圭一郎さんが担当。自分が書いたのは名作家具を発表してきた国内外の31ブランドの解説と、家具に関する用語集。かなりの分量がありながら、ソフトな表現で本質を突き、客観と主観のバランスも優れた藤崎さんの原稿はさすが。ある種のデザイン家具ブームを締めくくった特集だった気もする。

Apr 1, 2005

TITLe, Apr 2005

特集は「グッドデザインであそぼう!」。Gマークに多くのアイテムが選ばれている無印良品のデザイン室の取材記事と、パナソニックのMP3プレーヤーについてのテキストを担当。またD&DEPARTMENTのナガオカさんとシボネの横川さんに、グッドデザイン賞礼賛ではない視点からデザインを語ってもらうページを担当した。いいものをデザインするのは簡単ではないが、それを売ることはもっと難しく、長く売り続けることはさらに難しいということを再認識させられた。

Feb 1, 2005

pen, Feb 01, 2005

特集は「広告のデザイン」。ルー・ドーフスマンのCBS、スイスグラフィック直系の製薬会社ガイギー、ジョージ・ネルソンの事務所が手がけたハーマンミラー、マックス・フーバーやローラ・ラムのリナシェンテ百貨店、山名文夫の資生堂、そしてシーモア・クワストなどの広告について書いた。書いていておもしろかったのは山名文夫。そのセンスが、日本でのモダニズムの受容と密接に結びついている。