Dec 1, 2004

Luca, Dec 2004


この年の秋に来日したstudio jobにインタビュー。まだデザインシーンでリミテッドエディション作品を発表するのが一般的でなかった頃、彼らについて最もインパクトが大きかったのは活動のスタンスだった。ギャラリーから発表するリミテッドエディションやミュージアムなどのコミッションワークを活動の中心に据え、プロダクトも手がけるものの、同様の実験性を保つ。それは間もなくデザインの大きな流れになっていった。

写真は2009年のサローネで、ずいぶんとビッグになった彼らが発表したステンドグラス。

pen, Dec 01, 2004

特集はブックデザイン。担当したのはブルーノ・ムナーリ、ルー・ドーフスマンが手がけたテレビ局CBSの本、原弘、スイスのバーゼル派を代表するカール・ゲルストナー、チェコの1960年代のペーパーバック、スウェーデンのオレ・エクセル。

ムナーリの文章は、ある洋書のキャプションで指摘されていた、彼の絵本に主人公が登場しないことへの気づきが大きかった。読者こそが主人公というコンセプトは、デザインを「万人のためのアート」と捉えた彼のフィロソフィと繋がっている。